こんにちは!
渋しめナースのぽよ子です。
もうすぐクリスマス&年末年始ですね🎄
ぽよ子は毎年この時期を
怯えながら過ごしています💦
食べたいけど、食べたくない…
食べたくないけど、食べたい…
そんなことばかり考えていましたが。。
今年は医療の力を借りようと
思っています✨
ところで、みなさんは
ゼニカルというお薬を
聞いたことありますか?
ダイエット経験者や、
医療ダイエットに興味がある方は
一度は聞いたことが
あるかもしれませんね!
ゼニカルとは、
食べた脂肪分を一部排出し
ダイエットをサポートしてくれるお薬で、
食事療法、運動療法と組み合わせることで
効果的にダイエットを行えるのです👏
この時期特に、
理想的なお薬ではありますが
リスクや副作用がありますので、
それをしっかりと理解した上で
上手に取り入れれば
今まで何をしても痩せなかった方、
リバウンドに苦しんだ方の
救世主となってくれるかもしれません💪
今回は、そんなゼニカルについて
詳しく解説していきたいと思います!
ゼニカルとはどんな薬?
ゼニカル(一般名:オルリスタット)は、
食事で摂った脂肪の吸収を
約30%カットする肥満治療薬です。
1999年にアメリカのFDAで承認され、
世界中で20年以上使用されている
実績のあるお薬です。
☛ゼニカルが向いている方
✔BMI30以上の肥満の方
✔BMI27以上で糖尿病、高血圧、
脂質異常症などがある方
✔食事制限だけでは体重が減らない方
💊ゼニカルの特徴
▽脳に作用しない
(食欲抑制剤ではない)
▽胃腸でのみ働く
(体内への吸収はほとんどない)
▽食事制限と運動との組み合わせで効果を発揮
安全性について
オルリスタットは胃腸の中でのみ働き、
血液中にはほとんど吸収されません。
そのため、心臓や肝臓などの他の臓器への
直接的な影響は少ないとされています。
さて、ここからはゼニカルの作用について
もっと詳しく解説していきます!
ゼニカル(オルリスタット)とは?
オルリスタットは、
私たちの胃や腸で脂肪を分解する
「リパーゼ」
という酵素の働きを邪魔する成分です。
通常、食べた脂肪は
以下の流れで体に吸収されます。
↓
①脂っこい食事を摂取
②胃や腸で「リパーゼ」が脂肪を分解
③分解された脂肪が腸から体内に吸収
④体脂肪として蓄積
オルリスタットは、この2番目の
「分解」の過程をブロックします。
分解されなかった脂肪は体に吸収されず、
そのまま便と一緒に体外に排出されます。
ゼニカル(オルリスタット)の効果
🔦体重減少効果
▽平均2-3kgの体重減少(プラセボ群と比較)
▽治療開始から6ヶ月で最も効果が現れやすい
▽BMI30以上の肥満患者で特に有効性が高い
🔦代謝改善効果
▽血中コレステロール値の改善
▽血糖値の安定化(2型糖尿病患者において)
▽血圧の軽度な低下
どのくらいで効果を実感できる?
⚖最初の変化(1-2週間)
食事への意識が変わる:
「脂っこいものを食べると油漏れする」
という体験により、自然と
低脂肪の食事を選ぶように
体重計の数字に小さな変化:
1-2kg程度の減少が見られることがある
⚖しっかりとした効果(1-3ヶ月)
本格的な体重減少:
適切な食事制限と併用すれば、
月に1-2kg程度のペースで体重が減少
血液検査の改善:
コレステロール値や血糖値改善が期待できる
服のサイズ変化
長期間(半年‐1年)使用した場合の効果
体重減少の目安:
元の体重の5-10%の減少
生活習慣の定着:
低脂肪の食事が習慣として身につく
健康指標の改善:
血圧、血糖値、コレステロール値などの改善
臨床試験では、ゼニカルを使用した方は
使わなかった方と比べて
平均2-3kg多く体重が減少しています。
これは「魔法の薬」ではありませんが、
食事制限と運動と組み合わせることで、
着実な効果が期待できる薬剤です。
ゼニカルの副作用
ゼニカルの副作用で最も注意すべきは、
油漏れに関連する症状です。
薬の効果が現れている証拠でもありますが、
日常生活に影響することがあります。
油漏れの具体的な症状
✔下着への油染み
✔オレンジ色の油様便
✔トイレの後の油浮き
✔急な便意
✔おならと一緒に油が出る
その他の副作用として、
腹痛・お腹の張り、下痢、おならが増える
などの症状があります。
医師に相談すべき症状として、
激しい腹痛が続く場合や
黄疸(皮膚や白目が黄色くなる)が現れた場合、
極端に体調が悪くなった場合は、
服用を中止し、医師へ相談しましょう🏥
副作用を軽くする方法
脂っこい食事を控え、
和食中心の食事を心掛けることで
副作用を軽減できます。
また、1回の食事で脂肪を15g以下を目安に
揚げ物、脂身の多い肉、バター、チーズなどを控え、
焼き魚、煮物、蒸し料理などがおすすめです!
⚠栄養面での注意点
✔脂溶性ビタミン(A、D、E、K)の吸収が悪くなる
✔まれに肝機能に影響が出ることがある
日常生活での対策
ナプキンを使用し、下着への油染みを防ぐことと、
備えとして、替えの下着を持参しておくと安心です。
また、栄養面ではビタミンも吸収が悪くなるため、
医師と相談の上、マルチビタミンを服用することを
お勧めします!
ゼニカルの使用方法
基本的な飲み方は、
1回1錠を揚げ物、肉の脂身、チーズ、バターなど
脂肪の多い食事の時、
食事中または食後1時間以内に
水と一緒に服用します。
サラダや、和食中心の低脂肪の食事の時は
服用する必要ありません。
服用時の重要なポイント
他の薬やサプリメントとの飲み合わせ
ビタミンサプリメント:
ゼニカル服用の2時間前後にずらして飲む
他の薬:
医師に必ず相談する
(特に血液をサラサラにする薬、甲状腺の薬など)
飲み忘れた時の対処法
食後1時間以内なら、気づいた時に服用し、
次の食事まで時間が短い場合は、
飲み忘れた分は飛ばして
次回から通常通り服用するようにし、
2回分をまとめて飲むことは絶対に避けてください
⚠ゼニカルを使用する際の注意点
適応対象
BMI30以上の肥満症患者
BMI27以上で糖尿病、高血圧、
脂質異常症などの合併症を有する患者
18歳以上65歳以下(高齢者では慎重使用)
禁忌・慎重使用
絶対禁忌
慢性吸収不良症候群
胆汁うっ滞
オルリスタットに対する過敏症
慎重使用が必要な場合
摂食障害の既往
胆石症の既甲状腺機能異常
ゼニカルの入手方法
日本国内では承認されていないため、
美容クリニックや肥満外来での自由診療で
処方してもらう必要があります。
医師の適切な指導のもと処方を受け、
定期的なフォローアップも
してもらうと良いでしょう!
海外からの個人輸入代行サービスを
利用した場合、
偽造品のリスクや品質保証に
注意が必要なため、
信頼できる医療機関での処方を推奨します。
副作用発生時、
医療保障が受けられない可能性もあります。
ゼニカルをダイエットにどのように活かすか
◎食事療法との組み合わせ
・低脂肪・高タンパク質食の実践
・1回の食事での脂肪量を15g以下に制限
・野菜・果物の積極的摂取
◎運動療法との併用
・週2,3回の中強度有酸素運動
・筋力トレーニングの導入
・日常活動量の増加(歩数計の活用など)
◎生活習慣の改善
・規則正しい食事時間の設定
・十分な睡眠時間の確保(7-8時間)
・ストレス管理の実践
◎長期的な体重管理
ゼニカルは一時的な減量ツールではなく、
生活習慣改善のサポート薬剤として
位置づけることが重要です。
服用期間中に身についた
健康的な食習慣や運動習慣を
使用終了後も継続することで、
リバウンドを防ぎ、
長期的な体重管理を実現できます。
まとめ
ゼニカル(オルリスタット)は、
適切に使用することで
安全かつ効果的な肥満治療が
期待できる薬剤です。
薬剤のみに頼るのではなく、
バランスの取れた食事療法と
継続的な運動療法と組み合わせることで、
その真価を発揮します。
副作用の理解と適切な使用方法を知り、
効果的に取り入れることで
より快適にダイエットを成功に導くでしょう。
渋谷シーズメディカルクリニックの
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オンライン診療でも可能です。
無料カウンセリングだけでもOK!
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本記事は医療情報提供を目的としており、
個別の医療判断に代わるものではありません。
ゼニカルの使用を検討される際は、
必ず医師にご相談ください。
渋しめドクター
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